2009年09月27日

舞妓のお作法

上七軒の現役舞妓さん(出版当時)市まめさんが、舞妓さんについて教えてくれます。

舞妓さんになるまで、仕込みさん時代や舞妓さんになってからの日々の生活、一日のタイムテーブル、ファッションやお化粧、お座敷での様子などなど‥‥。すべて語り口調で、各パートがほぼ見開きで完結、写真もたくさんでさらっと読めてしまいます。

一つ一つのエピソードがあまり掘り下げられていないので、ある程度予備知識のある人には正直物足りないかもしれませんが、舞妓さんって何?何をする人?どんなお仕事してるの?といったことがまったくわからない人には、少し舞妓さんというものがイメージしやすくなるかもしれませんね。

内容のボリューム、写真やイラストの入れ方から見ても「(本物の)舞妓さんになりたい!」という年齢層の方々向きの本かな、という印象です。




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タグ:上七軒
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東京六花街 芸者さんから教わる和のこころ

東京の六花街(新橋、赤坂、芳町、神楽坂、浅草、向島)+八王子を取り上げた本です。

著者は「花柳界入門」と同じ浅原須美さん。内容はやはり各街の紹介+基礎知識、実際に利用するための手引きといった構成になっています。花柳界入門書として充実の内容です。

写真集としても楽しめるくらい写真が豊富で、ぱらぱらと見ているだけでも楽しいです。東京の芸者さんに関する本は京都に比べて少ないですし、特にこれだけたくさん「現在の東京の芸者さん」の写真を見られる本というのはありませんので、それだけでも見る価値が有ると思います。東京の花柳界に興味のある方は必見です。

余談ですが、お座敷でのマナーの中で「写真撮影のマナー」についても触れられています。お座敷で芸者さんの写真を撮りたい時、撮った写真をホームページやブログなどで公開したいと思った場合等々。これは今の時代、もはや欠かせない要素の一つなんでしょうね。



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京都花街の経営学

とかくその風俗・習慣といった、どちらかといえば民俗学的視点で取り上げられることの多い「花街」を、「経営学」という視点から取り上げた本です。

京都花街のビジネスが今日まで成り立ち続いている要因を、その「伝統的」なシステムの中に探るという切り口になっています。

読んでいて、特に経営学に関する専門用語ばかりという感じもしませんでしたし、私のように「経営学って?」な人間でも読みやすかったです。

前半部分については、これまでいろいろな花街の本を読んでいる人にとってはそれほど目新しいものはないかと思います。おそらく「経営学」というところから入ってきて、花街のことはよくしらないという読者のために、前提として必要な知識を説明している部分なので。しかし、あくまでもその組織の構造・システムに目を向けるという姿勢は貫かれているので、同じようなことを言っていても、他の花街関連本とは趣が異なり新鮮です。人によっては、こちらの本のほうがわかりやすいと感じるかもしれませんね。

最終章がもっともこの本らしい独自の内容なので、花街についてある程度予備知識のある人なら、ここだけ読んでも全体の雰囲気がつかめるかなという気がします。

個人的には参考文献の載せ方がうれしい本でした。巻末にまとめるだけでなく、掲載ページの欄外にも紹介しているので、それに関する情報がもっと欲しいときにどんな本を読めばいいかがすぐわかります。



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余談ですが‥
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黒髪の文化史

飛鳥・奈良時代から明治時代までの、日本髪の変遷について書かれた本です。

男性の髪型についてもふれられていますが、やはりメインは女性。大陸文化の影響で髪を結い上げていた古代、髪を長く下ろすようになった平安時代以降のおすべらかしの変遷、やがていわゆる「日本髪」の原型が現れ、それらも時代によって流行が変化し‥、と時代を追う形でとてもわかりやすく書かれています。

内容は文章メインですが、髪型のイラストもその都度載っていますので問題ありません。写真の載っている本を別に見ると、よりイメージが補えるかもしれませんね。

変遷とは別項で、宮廷女官、大奥女中、京舞妓の髪型もそれぞれ紹介されています。こちらもとてもおもしろいです。



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花柳界入門―夫婦で行く花街

北は札幌から東京、京都はもちろん九州長崎まで、全国19カ所の花街を紹介しています。

各々の街の様子に加え、花街の基礎知識、一見さんお断りの世界を体験するその方法、お座敷での決まりや気になる料金などが、わかりやすく書かれています。

タイトル通り、初心者向けの花柳界入門書です。単なる知識だけでなく、実際に遊ぶための方法も書かれているのがこの手の本にはめずらしく実用的なところですね。発行年は古いですが、それで情報がまったく使えないということはないと思います。

写真が中心なので、その土地土地の風情を感じながら見る写真集としても十分楽しめますよ。(ちなみに京都の花街は宮川町が紹介されています。)



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