2012年04月06日

幕末維新・明治・大正 美人帖

こちらで紹介した「幕末・明治美人帖」の第二弾です。

前作同様、大名家・皇族の女性から一般女性まで、時代を生きた様々な女性の写真が集められています。タイトルに「大正」と加わっているとおり少し時代が下って、掲載写真や取り上げられている女性たちも一新。芸妓に加え「女優」という新しい時代の女性たちも登場しています。前作になかった写真としては、遊廓の写真も印象的です。

時代の変化に伴い写真に対する意識も変わったようで、写っている女性たちの姿や表情も前作とは随分変わっているように感じます。また東西芸妓の美の競演は、本書の「明治・大正のグラビアアイドル」のタイトルそのままに、資料としてだけでなく純粋に「美人の写真」として楽しめるものです。

前作に引き続き、本書も非常に見応えのある内容です。手元に置くなら、ぜひとも前作と合わせた二冊セットで持っていたいですね。



幕末維新・明治・大正 美人帖 愛蔵版※Amazonモバイルサイトへ



posted by ぷにすけ | TrackBack(0) | 服飾文化についての本

2012年04月02日

幕末・明治美人帖

タイトル通り、幕末から明治期に撮影された女性の古写真集です。

大名家や皇族の女性、明治の元勲の妻妾、深窓の令嬢に売れっ子芸妓、日本の風俗習慣をテーマに撮られた外国人向けのお土産写真に写る一般庶民の女性などなど、時代を生きた様々な女性の写真が集められています。

伝統的な日本髪に着物という姿はもちろん、鹿鳴館スタイルをはじめとする洋装、立場や時代によっても変化があり、当時の風俗とその変遷を知る上でも非常におもしろいです。

さてこの本のメイン企画のひとつ、明治に行われた日本初の「深窓令嬢美人コンクール」写真。全国一等になった末弘ヒロ子嬢が学習院を退学処分になったことで知られていますが、他の応募者の写真はあまり紹介されることがありません。ここでは全国一等から十二等をはじめ、北海道から九州まで全国各地区の第一次通過者写真も見ることが出来ます。

写真慣れしていないことや当時の価値観などもあって、ほとんどの方が固い表情で写っているのが残念ですが、それでも現代の価値観で見て十分美しい感じられる方が多数です。人が美しいと感じる顔の基準は、多少時代によって違うと言っても根本的には余り変わらないのではないかと思います。


本書ですが、大判ハードカバーの愛蔵版の他、簡易な文庫版も出ています。内容は同じですが、「写真集」として楽しむならサイズ的にも大判の方がいいかもしれないですね。

本書のシリーズ第二弾はこちら「幕末維新・明治・大正 美人帖



幕末・明治 美人帖 愛蔵版※Amazonモバイルサイトへ





posted by ぷにすけ | TrackBack(0) | 服飾文化についての本