2010年01月05日

つまみかんざし三代―世の変遷を生き抜いて……

東京で、三代に渡ってつまみかんざし職人としてかんざしを作り続けている石田さん親子による著書。つまみかんざし職人の昭和史と活動の記録、そして美しい作品の数々が写真で紹介されています。

それぞれの季節を表現した美しいかんざしや櫛は、やっぱり見ていて幸せな気持ちになりますね。色遣いもデザインもよく見る舞妓さんの花かんざしとは趣が異なり、それらを見慣れた方には新鮮なのではないでしょうか。

時代と共に変わっていく職人の置かれた状況と、一方で変わらぬ仕事に対する心意気、時代の変化に対して精力的に活動されている様子がこの本から伝わってきます。文化を支える裏方である職人さんの目線から見ると、また違った角度から日本の文化や歴史が見えてくるような気がします。「つまみかんざし」を通して、日本の職人文化の一端を知ることのできる一冊ともいえそうです。


※一般書店での購入は難しそうです。古書店か図書館で。
 文 :石田健次 石田毅司
 写真:秋山庄太郎
 発行:下町タイムス社
 発行年:1991年
 サイズ:15p×22p
 本文:170ページ
 価格:\2,300

※つまみかんざし博物館では実際に作品を見ることができます。
 公式サイトへ 展示会や教室開催の情報なども注目です
 



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posted by ぷにすけ | TrackBack(1) | 服飾文化についての本
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続 かんざしの話
Excerpt: 舞妓さんのかんざしについて
Weblog: 変身処案内ANIMATOのノート
Tracked: 2010-01-10 15:42