2010年01月19日

中国56民族手帖

中国に住む56民族の女性の衣装を紹介した本です。表紙に見えるように、すべてイラストで紹介されています。

まず56もの異なる民族が暮らしていることにびっくりしました。中国には少数民族を含め、たくさんの民族が暮らしていることは知っていましたが、数字を見ると改めて驚きです。

また国が大きいので、近接する国も気候風土も多様。北方に住む民族と南方に住む民族では衣装の雰囲気が全く違いますし、西方に住む民族の衣装にはどこかヨーロッパの雰囲気を感じます。

衣装だけでなく、食文化や住居、生活習慣なども簡単に紹介されていて、この+αの情報も楽しいです。

全編イラストなので、実際にはどんな感じなのかとか、布の素材や質感はどうなんだろうとか、髪を結い上げた民族の場合はどんな髪型なんだろうとか、いろいろ興味はつきません。顔立ちなんかも民族によっては結構違うはずなので、写真も見たかったなあと言うのが正直なところです。でも、各民族衣装をいろいろと見比べるのはとにかく楽しいです。リアルなイラストではないのですが、衣装ごとの特徴はわかりやすいですしね。(写真は、より専門的な民族学の本をさがすといいのかもしれません。)

各民族とも衣装に1ページ・紹介文に1ページと2ページ完結。かわいらしいイラストに、文章もライトで、気軽に手に取れる作りになっています。絵本のように楽しんでもいいですし、中国の様々な民族について知るきっかけとしてもおもしろい本だと思います。



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実は、テレビで色々と報道の多い時期にこの本を読んでいたので、ライトな作り故にともすれば脳天気にも見えるこの本の記述には、ちょっと違和感も覚えました(^_^;)

まあこの本は、逆にそういうことを思い起こさせる要素を徹底的に排除して、気軽さや取っつきやすさを重視して作られたんだと思うので、しょうがないっちゃしょうがないですよね。(私も時期が違えば、もっと単純に楽しんでいたと思います。)

写真が一枚も載っていないのも、この「取っつきやすさ」を重視した結果なんだろうなあと勝手に思っている次第です。

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posted by ぷにすけ | TrackBack(0) | 服飾文化についての本
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